薬局のしごと/くすり/病気に関する情報発信サイト

調剤基本料

調剤基本料は、保険薬局の機能性や処方せんの受け入れ体制等を評価している点数です。外見からは分かりにくいかもしれませんが、保険薬局は機能的に微妙に異なっているため、保険薬局毎に点数が異なります。調剤基本料は基本的にその薬局で保険調剤を行ってもらう場合に必ず加点される点数で、処方せんの受付1回につき算定されます。調剤基本料を算定しない場合は、ディスカウントとみなされるために不適です。

 

2022年度改定で、調剤基本料は1、2、3そして特別調剤基本料の4区分に分けられ、さらに調剤基本料3はイ、ロ、ハの3つに区分されます。
以下にそれぞれの点数と該当条件を記します。

 

調剤基本料1   42点

【主な施設基準】以下の①②又は①~④のいずれかに該当する保険薬局
調剤基本料1 42点
①調剤基本料2/3イ/3ロ/3ハ特別に該当しない
②「医療を提供しているが、医療資源の少ない地域に所在する」に該当

 

調剤基本料2   26点

①処方箋受付回数月4,000回超かつ処方箋集中率70%超
②処方箋受付回数月2,000回超かつ処方箋集中率85%超
③処方箋受付回数月1,800回超かつ処方箋集中率95%超
④特定の保険医療機関からの処方箋受付回数月4,000回超

 

調剤基本料3イ   21点

①同一グループの保険薬局における処方箋受付回数合計が月3万5千回超、4万回以下
・処方箋集中率95%超または特定の保険医療機関と不動産の賃貸借取引
②同一グループの保険薬局における処方箋受付回数合計が月4万回超、40万回以下
・処方箋集中率85%超または特定の保険医療機関と不動産の賃貸借取引

 

調剤基本料3ロ   16点

①同一グループの保険薬局における処方箋受付回数合計が月40万回超
かつ・処方箋集中率85%超または特定の保険医療機関と不動産の賃貸借取引
②同一グループの保険薬局の数が300店舗以上のグループに属する保険薬局
かつ・処方箋集中率85%超または特定の保険医療機関と不動産の賃貸借取引

 

調剤基本料3ハ   32点

①同一グループの保険薬局における処方箋受付回数合計が月40万回超
・処方箋集中率85%以下
②同一グループの保険薬局の数が300店舗以上のグループに属する保険薬局
・処方箋集中率85%以下

 

特別調剤基本料   7点

①保険医療機関と不動産取引等その他特別な関係*かつ処方箋集中率70%超
*当該保険薬局の所在する建物内に保険医療機関(診療所に限る)が所在している場合を除く
②調剤基本料1/2/3イ/3ロ/3ハを届け出た保険薬局以外



HOME サイト概要 プロフィール お問い合わせ