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国民健康保険

社会保険が職域保険であるのに対して、国民健康保険は一般国民を対象とした保険であり、地域保険とも言われています。一般国民とは、会社勤めをしていない者を指します。具体的には就業していない方や農業や商業などを営む自営業の方が含まれます。

 

保険者は、市町村など地方自治体が保険者となっており、保険料は納税通知書にて加入者が直接自分で納めるようになっています。最近ではコンビニエンスストア、インターネットバンキング、モバイルバンキング、金融機関ATMなどでも納付ができるようになっています。

 

一方、開業医や薬剤師その他の自営事業者が職域別に国民健康保険組合(国保組合)を作り保険者となって運営しているものもあります。具体的な例として医師国保や薬剤師国保などがあります。

 

 

語句の確認

保険者→法律に定められている医療保険の運営団体をいいます。保険者は、保険料を集めて、保険証を発行して、保険給付を行います。

 

被保険者→保険者に対して保険料を納める人を指します。「被」という字は「~される」という意味から保険を受ける者という理解でもいいかと思います。つまり、被保険者は保険料を納めることにより、保険者より保険証を受領し、医療を受ける際に保険証を掲示することで保険給付を受けることができます。

 

被扶養者→扶養を受けるものつまり保険者の扶養する家族を指します。具体的に言うと、扶養される保険者の配偶者や子供などが当てはまります。あくまで扶養される家族となりますので、夫婦で所得がそれぞれあり別々に保険料を納めている場合は、扶養家族とはみなされません。

 

 


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