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アラセナSクリーム

どんな薬か?

アラセナSクリームは、主成分のビダラビンを3%配合する口唇ヘルペスの再発治療薬です。中身は医療用のアラセナAクリーム3%と同じ製品ですが、医療用では2g、5g、10g入の3種類があるのに対して、本剤は2g入のみとなっています。

 

これまでOTCで軟膏剤のアラセナSとして発売されていましたが、本剤はクリーム剤になっていて、剤型の選択肢が増えたことになります。クリーム剤は伸びが良くべたつきがないのが特徴で、軟膏を使用した際のてかりが目立ちません。職業上人と接する機会が多い方や軟膏を使用した際のてかりが気になる方はクリーム剤を選択してみるのが良いのかもしれません。また、本剤は、塗布した上から軽い化粧をしても目立たないことから、メイクをする機会が多い方にとっても本剤は良い適応になります。

 

一方、軟膏剤のアラセナSは基剤がワセリンになっていますので、皮膚をしっかりと保護することができます。また刺激性も少ないので、肌が敏感な方は軟膏剤の方が良いのかもしれません。

 

 

効能は口唇ヘルペスの再発

本剤は口唇ヘルペスの再発治療薬です。あくまで再発治療となりますので、初めて発症した場合に使用するのは適切ではありません。口唇ヘルペスの症状と考えられる場合であっても、初発の場合には自己判断が難しく、また初めて発症した場合には悪化する可能性がありますので、自己判断だけで治療することは危険です。

 

口唇ヘルペスが初めて発症した場合は、その症状が他の疾患によるものかどうかの自己判断は出来ませんが、再発した場合は以前に発症したときと部位や症状がほぼ同じという特徴がありますので、再発を繰り返す人では熱感、刺激感、かゆみなどの初期症状の段階で分かるとも言われています。そのため、本剤の効能は「過去に医師の診断・治療を受けた方に限る」とされています。

 

 

使用上の注意 

本剤の用法・用量は1日1〜4回患部に適量を塗布するとされています。塗布量は患部の表面がうすく覆いかぶさる程度が目安になります。たっぷり塗れば、治りが早くなるという訳ではありませんので、適量を続けるということが重要です。

 

使用する期間は、かさぶたがとれて、患部が乾燥したら使用を止めても差し支えません。ただし、5日間使用しても改善の兆しがみられないか、もしくは悪化する場合には他の疾患による可能性もあるため、ただちに使用を中止し、医師の治療を受ける必要があります。

 

また、改善がみられても治るまでに2週間を超えるような場合には、症状が重いか他の疾患によるものと考えられるため、ただちに使用を中止し、医師の治療を受ける必要があります。

 

6歳未満の乳幼児、患部が広範囲に及んでいる方、発熱や広範囲の湿疹などの全身症状がみられる方には使用できません。本剤はあくまで口唇ヘルペスの治療薬であり、口唇ヘルペスは唇及びその周辺にできるものとなります。唇とそのまわり以外の部位には使用できませんので注意が必要です。

 

 


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