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問 処方せん記載事項と処方鑑査に関する記述のうち、正しいのはどれか。 1つ選べ。

 

1 処方せんに使用期間の指定は無く、交付年月日から6日目だったので、処方せんを受付けて調剤した。
2 処方せん中の一つの薬品名が略号で記載されていたが、前後の処方薬から推定できた医薬品を調剤した。
3 処方せん中の分量は、内服薬、頓服薬については 1日分量を記載する。
4 一般名で記載された処方せんを持参した患者に対して、医薬品が特定できないことを理由に調剤を拒否した。
5 生年月日又は年齢を記載してあるか確認する。

 

1 誤
処方せんの使用期間は交付日を含めて4日間です。例えば、今日5/16に交付されたとすると、5/16①、5/17②、5/18③、5/19④となり、5/19が使用期限となります。交付時に「○月○日まで有効」と記入してあれば、期限を延長することができます。

 

2 誤
略号・略名は原則として認められません。例えば、ツムラ葛根湯エキス顆粒はツムラNo.1とすることはできません。しかし、オーダリングシステムになって、薬品名は正しく表記されるのがほとんどです。

 

3 誤
通例、内服薬および頓服薬は1回分量を記載します。内服薬は1日分の投与量で記載されることが多いですが、ゆくゆくは1回分量記載になるようです。なお、注射薬は1回量、外用薬は投与総量を記載します。

 

4 誤
薬剤師は正当な理由がない限り、調剤を拒否してはいけません。
調剤拒否は最悪なケースで、医薬品が特定できなければ、照会・確認すべきです。正当な理由とは、薬剤師が急病で不在、地震等の天災により調剤器具等が破損し、物理的に調剤が不可能であるような時がこれに当たります。
その他、旅行中や近親者の不幸で薬剤師が不在のとき、処方せんを受け取ったときもこれに該当するようです。

 

5 正
処方せんの中身を吟味するとき、年齢は重要な情報となります。

 

正解 5

 


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